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23.7.15

「ユーレイ暮しはやめられない！」という話を昨日読んだ

ジャイアンにいじめられたのび太くんがドラえもんの道具(眠っている間魂が抜けて、その魂が幽霊となる)を使って、幽霊の姿で反撃をするお話

のび太くんはいつもジャイアンに立ち向かう時、卑怯な手を使う

なんのお話だったか忘れたけど、ドラえもんの道具を借りる前、ジャイアンとのび太くんのパペットを作ってそのパペットでジャイアンをいじめていたりしていた

ジャイアンはもちろんそんな卑怯なことなんてしないし、そんな卑怯なことをするからのび太くんはまたいじめられるんだと思う

のび太くんは現実のジャイアンと戦えないことを知っているし、立ち向かうことができない

そんなのび太くんの気持ちを理解してなのか、ドラえもんはいつも卑怯な道具ばかりを貸す

ドラえもんという物語は、のび太くんのような弱虫者が読むのにやさしい作品だと思う

みんなそれぞれ抱える自分の中ののび太くんを慰めるためにドラえもんを読んでいるんだと思う(潜在的に)

弱者は現実に立ち向かうことなんてできない仕組みになっている、少なくとも今の社会はそう

暗黙の了解というか、うまくやり過ごすにはそうしなければならない